日常的に呼吸を意識して生活することはあまりありません。ですが、私たちは呼吸により酸素を体全身の組織に運び、生命活動を維持しています。そのため、呼吸の重要性は論を俟ちません。実は呼吸の深さが全身の健康やうつ等の精神的衛生面の活動に深く関係している事実をご存知の方は少ないでしょう。特に呼吸が浅い生活を長く続けると自律神経のバランスの乱れや、頑固な肩こりになるリスクを高めると言われています。
これは浅い呼吸によって全身に充分な酸素や栄養分が行き届かず、内臓器官の活動が不活発になることに起因しています。ここまで深刻でない場合であっても、呼吸が浅いと脳に栄養が行き届かなくなります。そのため、自律神経のバランスが崩れ、様々な身体の不具合をもたらします。そこで深い呼吸を確実に行える呼吸法を取り入れることが必要になります。
ドッグプレス呼吸法は全身に充分な酸素供給を可能にし、交感神経の動きを調整し副交感神経を活性化します。そのことで、自律神経のバランスを調整することを目的とした呼吸法です。横隔膜をストレッチする感覚で行えば良いので実践は簡単です。
朝と夜、布団に横になった状態で、仰向けになり300-500回横隔膜を動かしながら腹式呼吸を行うだけです。肩こりは血行不良が原因なので効率的なストレッチにもなります。
ポイントは数を頭の中で数えながら行うこと。脳の活動を意識的に活性化すると同時に、酸素をたっぷり脳に供給することで自律神経の活動を正常化します。私たちの気分は脳内で生成される神経伝達物質の分泌が関係しています。ドッグブレス呼吸法を実践していれば特にβエンドルフィン等が活発に生成されます。このことにより、精神の落ち着きを取り戻していくことも期待できます。
梅雨に入り、低気圧によって自律神経が乱れやすいこの季節。ドッグブレス呼吸法を日常に取り入れて身体の不調を予防していきましょう!