近年、タンパク質の摂取量が目安量よりも大きく不足していることはご存知でしょうか?

この原因の一つとして、肥満対策の為のダイエットによりエネルギー制限をする人が増え多くの栄養素の摂取量が減少しているからであると言われています。

タンパク質は心と身体の材料とも言われており、筋肉、臓器、神経、血管、皮膚、髪、爪などを構成するほか、酵素やホルモンの材料にもなり、身体のあらゆるところで重要な役割を担っています。

タンパク質が不足すると、集中力の低下、むくみ、筋力の低下、基礎代謝の低下、貧血、肌荒れなど様々な不調が出やすいです。

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では、タンパク質をどのくらい摂取するといいのでしょうか。
1日のタンパク質の摂取目安量は、体重1キログラムに対して約1グラムと言われています。

ただし、スポーツをする方、成長期の子ども、ダイエット中の方は特にタンパク質が必要になるので、目安量の約1.5~2倍は摂らなければなりません。

しかし、タンパク質ばかり摂取して食事が偏りすぎてしまうのはよくないので、ビタミン・ミネラル・脂質・糖質・食物繊維もバランスよく摂取するのが理想的です。
また、健康な身体を作り上げるには、バランスのよい食生活、適度な運動も併せて重要です。

不足すると身体に様々な異変をきたすタンパク質ですが、過剰に摂取するとよくありません。

タンパク質の分解には、カルシウムが関わっています。タンパク質は、体内に溜めておくことが出来ないため、使われなかった分は腎臓で処理され、尿と一緒に排出されるのですが、この時にカルシウムも一緒に排出されてしまいます。
骨が脆くなる「骨粗鬆症」を引き起こす可能性があるので、注意しましょう。
また、タンパク質は肝臓でアミノ酸に分解されて、筋肉の合成に使われたり、各細胞に運ばれて利用されたりするのですが、摂りすぎてしまうと、肝臓がアミノ酸に分解する処理能力が追いつかなくなり、肝機能が下がってしまう可能性があります。
そしてタンパク質は消化しにくいため、多量摂取は胃などの消化器官にも負担がかかります。

過剰摂取に気を付けて、適切な量のタンパク質を食事などに取り入れてみてはいかがでしょうか?